「赤崎さん」として人々に親しまれている赤崎神社は、豊受大神宮(外宮)の末社として鳥羽湾内の海岸から豊受大神宮へ奉る御贄採取の守り神(荒前姫神)としてこの地に御鎮座になった御社である。御座地 赤崎藤之郷の人々は産土神として仰ぎ6月22日を例祭日とし、その昔、この地方に流行病が発生した際、この宮域内の杉の小枝を門戸に吊るした家々が難を逃れたという言い伝えから、毎年例祭日にこの宮域内の杉の小枝を授かり、流行病除厄祈願としてこの杉の小枝を家々の門戸に吊り下げる慣わしが今日まで続いている。 また、夏を呼ぶ鳥羽の代表的な祭りとして参拝者が多く、たくさんの露店が並び、夜には殊に雑踏を極め、老若男女の多くがゆかたを着て、参拝することから「ゆかた祭り」の愛称で呼ばれている。
〜赤崎神社崇敬会〜 |